日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

07/28/2010 07:22 AM

 総合マーケティングビジネスの富士経済(東京都中央区)は、経済成長著しいアジア10カ国・地域(中国、香港、台湾、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、インド)を対象に、13カテゴリーの加工食品市場と中核企業を調査分析し、その結果を報告書「2010年 食品マーケティング便覧 アジア編」をまとめた。調査期間は 2010年4-5月。

 09年は中国が40.8%、日本が36.4%、インドが6.0%、韓国が5.9%の構成比となった。経済成長著しい中国やインド、ベトナムなどの加工食品市場は前年比10%以上で拡大しており、特に中国は前年比18%強成長した。このまま拡大していくと、15年には中国はアジア10カ国プラス日本の加工食品市場の60%に達すると予測される。日本は21.2%、インドは6.8%、韓国は3.8%と予測される。

 インドについては、アルコール飲料市場と乳製品市場の規模が大きい。アルコール飲料市場では国内企業のUBグループが最大手。乳製品市場は配送網が未整備であることから、各州の乳業メーカーが強みを発揮している。清涼飲料や菓子では、コカ・コーラやペプシコなど外資系企業の進出が進んでいる。炭酸飲料は、コカ・コーラとペプシコの2社の寡占状況にある。

 朝食の代わりや、ミルクティなどのお茶とともにビスケットを食べることが多く、菓子類の中ではビスケット・クッキーの販売量が突出している。価格も1パック5ルピー程度(約10円)から販売されており、幅広い所得層で購入できる食品であることから市場が拡大している。スナック菓子では、89年からインドでの展開を始めたペプシコがトップであり、ポットチップス「Lay's」のほか、豆の粉を原料に短い麺を揚げたスナックの人気も高い。チョコレートは、ネスレやキャドバリーが強く、バータイプの「KitKat」や「Munch」などの人気が高い。

 アルコール飲料では、ウイスキーやブランデー、ウォッカなどの人気が高く、種類別でもスピリッツの販売実績が最も大きい。30代未満の人口が6割超であり、今後も経済成長が見込まれることから、消費量は二ケタ増が見込まれる。

 フローズン・チルドデザート市場は、アイスクリームが市場の約75%を占め、残りをヨーグルト(小分けのプラカップ入りの商品のみが対象)が占めている。アイスクリームもヨーグルトも流通網の未整備から都市部中心の販売であり、約7割の人口を抱える地方では商品の流通は困難な状況にある。

 めん類市場は人口増加により二ケタ成長を続けている。種類別では、袋入りのスナック麺が圧倒的だが、食の多様化によりパスタも徐々に広がっている。

 調味料市場では、食用油が7割弱を占める。食用油はカレーやサモサなどのスナックで日常的に使用され、主に1.5Lパック、1.5Lペットボトル、500mLパウチ容器で販売されている。乳油製品ではバター市場が最も大きくなっている。(10年7月27日、富士経済のニュースリリースから)

07/27/2010


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