日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

05/06/2010 05:59 AM

 国際通貨基金(IMF)は4月29日、地域 経済見通し:アジア・太平洋地域版最新号(2010年4月号)を発表した。国際通貨基金は4月21日に国際経済展望2010年4月号を発表しており、今回はその地域版。

 IMFは 「近年において最も深刻な景気後退から1 年が経過した現在、アジアが世界経済の回復を先導している。先進国及び地域では、高い失業率、弱い家計のバランスシート、及び銀行の与信の低調などを背景に回復のペースは抑制されており、依然としてマクロ経済面での政策支援に大きく依存している。対照的に、アジアをはじめとする多くの新興市場並びに途上国・地域の経済活動は、09 年及び10 年の第1 四半期を通し、急速な回復を続けている」と概括している。

 経済回復のパターンはアジア地域内でもばらつきがあり、より内需主導型の中国、インド、インドネシア、オーストラリアが景気後退局面から脱却している一方、輸出主導型の国は鋭いV 字型のビジネス・サイクルを経験していると見ている。危機の打撃を最も受けた国も含め、09 年末までに大半のアジアの国の産出高は危機以前の水準を回復したとしている。

 世界のほかの地域と比べて早い回復を見せているアジアは、過去のパターンから脱却したという。アジアの過去30 年のGDP の成長率トレンドは先進国を上回っているが、世界経済の回復へのアジアの貢献がほかの地域を上回ったのは初めてという。さらに、過去の景気後退局面ではアジアの回復は輸出に依存していたが、今回は家計消費をはじめとした底堅い内需が景気回復を後押ししている。また、過去においてはアジアへの資本流入の回復は鈍かったが、今回は同地域への純資本流入は急増している。これは、世界の流動性が非常に高いことを反映しているほか、アジアの耐性および経済枠組みが改善した証明だとし、今回の世界景気回復におけるアジアの主導的役割を強調している。(10年4月29日、国際通貨基金発表などから)

04/30/2010


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