日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/07/2010 07:26 AM

 顧客満足度(CS)などに関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関、J.D. パワー・アジア・パシフィックは、世界市場小型車需要予測を発表した。それによると、成熟市場は総じて2009年以前の水準に徐々に戻り始め、中国、インド、ブラジルなどの新興市場は着実に成長をし続けると予想される。

 J.D. パワーでは10年の全世界の小型車の販売台数は09年比で4%増加して6,690万台になると予測している。10年の2月まででは、全世界の小型車の季節調整済み年率換算値は6,870万台で、前年同期の5,660万台と比べて著しい回復を見せている。

 アジア新興国小型車市場に関しては、10年の見通しはさらに明るく、中国、インド、ASEAN 各国の市場がそれぞれ2年連続して伸びると予測されている。中国における10年の小型車の販売台数は09年比で8%増加して1,400万台に達すると見られている。これは現在の売れ行き状況をベースに計算した控えめな予測で、中国の販売台数は政府のインフレ対策によっては、予測を超える可能性があるという。インドの年間販売台数は09年比で12%増加して230万台になると見込まれている。

 ASEAN 各国の市場における合計販売台数は09年の160万台に対して12%増加して180万台になると見られている。
 10年の全世界におけるハイブリッド自動車販売台数は09年比で16%増加して84万台になると予測されている。ハイブリッド自動車の単独市場として米国が数年来最大の市場だったが、09年には日本におけるハイブリッド車の販売台数が急激に増加し、日本が米国を追い抜いた。増加の主な要因は新型のトヨタプリウスと新型のホンダインサイトの成功および、ハイブリッド車やその他の低燃費車の販売を押し上げた政府のインセンティブだった。

 バッテリー電気自動車(BEV)の09年の販売台数は世界全体でも1万台に及ばず、市場シェアは0.1%未満だった。10年の販売台数は2万台と予想されている。ただし、15年までにBEVの販売台数は30 台近くまで伸び、市場シェアは0.3%に達すると予測される。15年のBEVの販売の約半分は中国が占めると予測されている。他の市場では、イニシャルコストの高さ、限られた走行距離、そして充電設備や電池交換システムの不足に対する消費者の懸念によってBEVの導入はもっと時間がかかる可能性がある。

 BEVは消費者から大変な興味を持たれており、盛んにPRされてきたが、同等のガソリン車と比べた場合の価格プレミアムが非常に高い一方、プラグインハイブリッド車の方は価格が安く走行距離がはるかに長いため、BEVの実際の全世界での販売が本格化するためには意外に長い時間がかかるかもしれないという。(10年4月5日、J.D. パワー発表から)

04/06/2010


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