日本外務省は9日、「パキスタン:ラホール市における自爆テロ事件の発生に伴う注意喚起」というタイトルの渡航情報(スポット)を出した。
3月8日午前8時(現地時間)頃、パンジャブ州ラホール市モデル・タウン内の連邦捜査庁(FIA)が入居しているビルで、自動車爆弾によるとみられる自爆テロ事件が発生した。報道によれば、現在までのところ、少なくとも13人が死亡、60人以上の負傷者が出ているもよう。また、このテロ事件に関し、パキスタン・タリバーン運動(TTP)の広報担当が、「今回の攻撃は、部族地域で行われた(米軍の)無人機攻撃と(パキスタン)軍の作戦に対する報復で、我々は無人機攻撃と作戦が継続する限り今回のような攻撃を続ける」と述べたと報道されている。
なお、ラホール市およびその近辺では、08年3月11日に連邦捜査庁ビルが攻撃された爆弾テロ事件、09年10月15日には連邦捜査庁ビル、エリートフォース(特殊部隊)訓練センターおよびマナワン警察学校の3カ所に対して、武装勢力による銃撃・突入を伴う同時多発テロ事件が発生しており、特に法執行機関を標的とするテロ事件が多発している。また、09年12月7日には同市内ムーン・マーケットで爆弾テロ事件が発生し、多数の死傷者が出た。
政府軍による軍事作戦の継続や拡大に伴い、パキスタン全土で報復テロの発生など情勢が悪化する恐れがあるので、パキスタン渡航・滞在者は、テロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、厳重な注意が必要。また、日頃から、自宅、勤務先などの近辺に、テロ事件の標的となり得る可能性の高い場所があるか、詳細を承知しておくことも重要。最近のテロ事件の傾向として、午前中から日中にかけての時間帯に多くの事件が発生していることから、買い物等など外出時の行動は極力短時間とする必要がある。(10年3月9日、日本外務省発表から)
03/10/2010
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