日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

03/19/2010 03:09 AM

 財団法人地球環境戦略研究機関(IGES、神奈川県葉山町)はこのほど、「2009年アジアの環境重大ニュース」を発行した。同ニュースは1998年から毎年発行しているもので、09年版では、アジアにおける重要な環境トピックとして「地球温暖化」、「生物多様性」、「持続可能な生産と消費」の3つに焦点を当て、国際機関やアジア太平洋地域23カ国の環境専門家及びIGESが、自国や地域内における重大ニュースを選んだ。なお、対象23カ国はオーストラリア、バングラデシュ、ブータン、カンボジア、中国、フィジー、インド、インドネシア、日本、韓国、ラオス、マレーシア、ネパール、ニュージーランド、パキスタン、フィリピン、ロシア、シンガポール、タイ、ベトナム、モンゴル、ミャンマー、スリランカ。

 今回の主な報告内容は以下のとおり。

1.地球温暖化
 12月にデンマーク・コペンハーゲンで開催されたCOP15では、次期枠組み構築で大きな進展は見られなかったものの、アジア各国は同会議に向けて、地球温暖化対策への取り組みを積極的に世界へ発信し、オーストラリア、ニュージーランド、日本、韓国、中国、インド等からは具体的な中期目標が出された。また、氷河湖の決壊(ブータン)や大型台風・サイクロンの被害(ラオス、バングラデシュ)等、温暖化による深刻な影響や適応策の必要性が報告された。

2.生物多様性
 アジア各国から在来動植物の保全に向けた様々な活動が報告された。また、国際自然保護連合(IUCN)は絶滅に瀕する動植物種の増加を指摘し、生物多様性喪失の割合を10年までに削減するとした国際戦略「2010年目標」の達成が危ぶまれると警告した。

3.持続可能な生産と消費
 「アジア3R推進フォーラム」が11月に設立され、アジア地域の連携が始まる中、各国からは家電を含む固形廃棄物のリサイクルに関する新たな取り組みの報告が多くあった(インド、オーストラリア、中国、ニュージーランド、バングラデシュ、マレーシア)。また、製造過程での資源効率化・グリーン化を推進する動きも見られた(ベトナム、ネパール、タイ)。
(10年3月17日、地球環境戦略研究機関のプレスリリースから)

03/18/2010


この記事へのトラックバックURL:

http://indonews.jp/mt/mt-tb.cgi/14517

トラックバック一覧(0)