日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

03/04/2010 07:18 PM

 東京大学先端科学技術研究センター(東大先端研)とIBMは、インドのグジャラート州アーメダバードの国立デザイン大学(NID)と、携帯電話向けの共通ユーザー・インターフェース基盤の共同研究を開始した。この研究で開発される技術で高齢者、および発展途上国の非識字者の情報アクセスにおける障壁を低くすることを目指す。

 新共同研究は、IBMのオープン・コラボレーティブ・リサーチ(OCR、オープンな共同研究)プログラムの一環として実施され、東大先端研は日本で初めてOCRプログラムに参加する大学研究機関となる。東大先端研、IBM、NIDは、研究成果のソフトウェアをオープンソース・ソフトウェアとして公開するという。

 携帯電話は、シンプルなメニューや操作性が改善され、利用者のコスト負担も小さくなったことから、新興国では読み書きがあまり得意ではない人々の普及率も高まっている。その一方で、非識字者は音声情報を得ることはできるが、インターネットから提供される情報やサービスを十分に受けられずにいる。このような人々もモバイル通信を通じて情報にアクセスし、生活の質の向上が図れるようにするのが狙い。モバイル・コミュニケーションの研究を行っているIBMのインド研究所とインターフェース・デザインと民族学の研究を行っているNIDの研究員が、非識字者のコミュニケーションニーズや優先度を明らかにしていく。

 また、障害者支援の研究を行っているIBMの東京基礎研究所アクセシビリティー・リサーチの研究チームと東大先端研伊福部達特任教授(人間情報工学分野)の研究チームは、高齢化先進国である日本に焦点をあてて研究を行う。豊富な知識や経験を有する高齢者がモバイル通信で情報にアクセスし、積極的に社会参加できるよう、コミュニケーションニーズや優先度を明らかにしていく。(10年3月4日、日本アイ・ビー・エムおよび東京大学の発表から)

03/04/2010


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