ルノー・日産アライアンスは17日、チェンナイ郊外のオラガダムで新工場の竣工式を行った。同施設はアライアンスとして手掛けた初の新工場。竣工式には、タミルナド州のカルナニディ首相、スターリン同副首相のほか、財団法人日印協会会長の森喜朗氏を始めとする政府・チェンナイ市関係者、部品メーカー・関係各社代表者、従業員、合わせて1千人以上が出席した。
同工場には、ルノー・日産アライアンスがタミルナド州政府と覚書を締結した2008年2月から7年間で450億ルピー(約900億円)以上が投資され、生産台数はフル稼働時で40万台となる計画。今年5月の生産開始を予定しており、当初は1,500人を雇用する予定である。また、同工場の敷地内にあるサプライヤー・パークには6社が常駐し、6千人の雇用を創出する予定である。
同工場で最初に生産されるモデルは、新開発のVプラットフォームをベースに開発された新型コンパクトカーの日産「マイクラ(日本名:マーチ)」であり、同モデルはインド市場で販売されるほか、ヨーロッパや中近東、アフリカなど100カ国以上に向けて、新たに整備されているエンノール港より輸出される。また、2011年にはルノー「コレオス」及び「フルーエンス」の生産開始を予定しており、両モデルはインド市場で販売される。
ルノー及び日産のカルロス ゴーン社長は、「チェンナイ新工場の竣工は、ルノー・日産アライアンスにとって記念すべき試金石となる。新型『マイクラ』をインド国内で生産することは、アライアンスがインド市場を重要視していることを意味しており、同工場は今後、ルノーと日産両ブランドの質の高い車両を生産する。」とコメントした。
また、ルノー・日産オートモーティブ・インディア社(RNAIPL)の櫻井亮社長は、「タミルナド州との覚書締結時より約2年の短期間で竣工式を迎えることができ、大変嬉しく思う。新工場のモノづくり品質は極めて高いレベルを達成できると確信している。ルノー・日産アライアンスの生産と輸出の拠点として、大きな意味を持つことになるチェンナイ新工場の竣工に多大なるご支援を頂いたタミルナド州政府と日仏両国政府関係者や、一体感を持ってこのプロジェクトを進めてきた関係各社の方々、グローバル各拠点からの支援者、従業員に感謝を申し上げたい。」とコメントした。
同工場は、ルノー・日産アライアンスとして初めてとなるアライアンス生産方式(APW)を本格導入している。APWは、両社の生産に対する考え方やノウハウ、ベストプラクティスを統合して確立された両社共通の生産方式である。同生産方式を採用することにより、グローバル基準を満たす高い品質で、両ブランドの車の混流生産を可能としている。
なお、チェンナイでは08年3月から、ルノーと日産の各拠点における車両設計、製造技術、購買、デザイン、原価管理、情報システム開発等の幅広いエンジニアリングと、ビジネスに関するサービスを同工場に提供するだけでなく、幅広くグローバルに支援することを目的としたルノー・日産テクノロジー・アンド・ビジネスセンター・インディア(RNTBCI)が稼働している。(10年3月17日、日産のプレスリリースから)
03/17/2010
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