日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

02/10/2010 08:00 AM

 世界知的所有権機関(WIPO)は8日、特許協力条約(PCT)に基づく2009年の国際特許出願状況(速報値)を発表した。09年の世界全体の国際特許出願件数は15万5,900件で、前年の16万3,247件(改定値)を4.5%下回った。前年割れは78年の制度開始以来、初めて。世界金融危機の影響で、欧米企業がコスト削減のため特許出願を絞り込んだことを反映している。

 国別出願件数トップは米国5万3,521件(シェア29.4%、前年比11.4%減)、第2位が日本の2万9,827件(シェア19.1%、前年比3.6%増)、第3位がドイツの1万6,736件(シェア10.7%、前年比11.2%減)、第4位が韓国の8,066件(シェア5.2%、前年比2.1%増)、第5位は中国の7,946件(シェア5.1%、前年比29.7%増)。トップ4までは前年と全く同順位であった。注目すべきは、中国が前年の第6位からさらに順位を上げ、トップ5に入ったこと。

 企業別トップは、パナソニックの1,891件(前年比162件増)で2年ぶりに首位奪還となった。第2位は、中国深センを拠点とする通信機器メーカー、華為技術(Huawei Technologies)の1,847件(同110件増)。華為技術は前年に中国企業として初めて出願件数首位の座を占めたが、今回はパナソニックの巻き返しで第2位に後退した。第3位はロバート・ボッシュの1,536件(同313件増)、第4位がフィリップス・エレクトロニクスの1,295件(同256件減)、第5位はクオルコムの1,280件(同373件)だった。

 日本企業は首位のパナソニックのほか、第8位にNECの1,069件、第9位にトヨタ自動車の1,068件、第10位にシャープの997件、第12位に富士通の817件、第19位に三菱電機の569件がトップ20にランクインした。

 インドの出願件数は、05年679件、06年836件、07年901件、08年1,070件と増加している。09年は前年比309件減、率にして29%減の761件と減少したが、新興国の中では中国に次ぐ多さ。ちなみに、ブラジルは480件、南アフリカは389件、メキシコは185件だった。インドの世界シェアは0.5%。そのほかのアジア主要国の出願件数は、シンガポール594件、マレーシア218件、フィリピン19件、スリランカ17件、タイ15件、インドネシア7件、ベトナム5件、バングラデシュ1件となっている。(10年2月8日、世界知的所有権機関プレスリリースから)

02/09/2010


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