日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

01/20/2010 07:51 AM

 博報堂は、世界の生活者が「環境問題」についてどのような意識を持ち、具体的にどのように関与しているのか、特に新興市場を対象に調査結果をまとめた。調査時期は2009年5-7月、対象国・地域は15の国と地域。中国(北京、上海、広州)、香港、台湾(台北)、韓国(ソウル)、シンガポール、タイ(バンコク)、インドネシア(ジャカルタ)、マレーシア(クアラルンプール)、フィリピン(メトロマニラ)、ベトナム(ホーチミンシティ)、インド(デリー、ムンバイ)、ロシア(モスクワ)。

 環境問題への関心度は、全都市平均で「非常に関心がある」と「まあ関心がある」の合計は84.9%。中でも、「非常に関心がある」と回答した割合が約50%を超えているのは、ジャカルタ(77.4%)、メトロマニラ(75.4%)、ムンバイ(69.9%)、 ホーチミンシティ(54.4%)、デリー(48.8%)。これは、急激な経済発展に伴う街や生活の近代化によって、環境問題がより切実な問題として認識されているためと思われる。

 環境問題の今後の重要度については、09年データで見てみると、東京とデリーが50%以上と高く、次いでソウルと台北が40%超となっている。最も低いのはモスクワで10%に満たない。07年データと比較してみると、デリーとソウルでは30%以上、ムンバイとホーチミンシティでは 約10%も増加しており、環境問題への意識が急激に高まってきている様子がうかがえる。一方、環境問題が深刻化している中国の都市を見てみると、09年は北京28.1%、広州22.7%、上海21.0%と低く、07年からの変化も見られない。

 非常に関心がある環境問題は、15都市平均で、「飲料水の汚染」48.8%、「大気汚染」47.9%と高く、次いで「地球の温暖化」40.3%、「省エネルギー」36.1%、「産業廃棄物の処理・処分」32.7%となっている。

 実践している環境対策では、15都市平均の1位は 「省エネルギータイプの製品を購入する」で、2位は「詰替え商品の利用」。上海、北京、広州では「買い物袋を持参」が1位となっているが、これは08年6月から中国のすべてのスーパーやデパート、市場などでビニール袋の有料化が義務付けられたことが要因と考えられる。

 環境問題を意識して購入するものは、多くの都市で「洗剤」が1位となり、特に香港、台北、ソウルでは60%以上となっている。また、モータリゼーションの動きが活発なムンバイ、北京、モスクワでは、自動車が1位になっている。 (10年1月14日、博報堂の発表から)

01/19/2010


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