日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

01/26/2010 12:43 AM

 国際商業会議所(ICC)国際海事局(IMB)は14日、年次報告で2009年に世界で発生した海賊事案などについて発表した。発生件数は406件で、08年の293件から38.6%増加。03年から06年まで減少傾向だったが、07年から増加に転じている。

 ソマリアの海賊によるものと推測される海賊被害件数は217件(前年111件)と昨年の約2倍となっており、世界全体の約5割を占めている。被害の特徴は08年と同様にハイジャックを目的とした航行中の船舶への襲撃が多く、沿岸から千海里(約2千キロメートル)以上も離れた海域で被害が発生するなど、ソマリア東岸の広い海域に拡大している。ハイジャックされた船舶は47隻(同442隻)、人質となった船員867人(同815人)。世界のほとんどのハイジャック事案は同海域で発生している。

 アフリカのその他の海域では、ナイジェリアが28件(同40件)で、ソマリアの海賊と比較して、船の係留中または沿岸付近での航行中に、乗組員に対しての傷害などの危害行為を伴う被害が多く報告されている。

 東南アジアの海賊被害件数は45件(同54件)で、03年から減少傾向が続いているが、マラッカ・シンガポール海峡では11件(同8件)と3件増加している。南シナ海の海賊被害件数は13件(同0件)で、過去5年間の中で最も多くなっている。ハイジャックは1件で、その他はナイフで武装した賊が航行中の船舶に乗り込み、金品を強奪するケースがほとんどである。

 バングラデシュ・チッタゴン港の海賊被害は17件(同11件)で、ほとんどが停泊または錨泊中に船舶に乗り込み、金品を強奪する事案となっており、港別にみると世界で最も海賊被害が多く報告されている。インドでは12件発生(前年は10件)している。

 日本関係船舶(日本籍船および日本の事業者が運航する外国籍船)で09年に海賊の被害(単に船舶に乗り込まれたものを含む)を受けた船舶は5件(前年12件)あったが、乗船していた乗組員にけがはなかった。(10年1月22日、日本国土交通省発表から)

01/25/2010


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