日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

12/16/2009 07:42 AM

 FAO(国際連合食糧農業機関)は9日、報告書を発表し、食料価格が世界的に再び上昇傾向にあり、穀物、油料作物、乳製品、食肉および砂糖で構成するFAOの食料価格指数は4カ月連続の上昇を記録しているという。特に2008年に急騰したコメ市況は、その後いったん沈静化したが、フィリピンの連続大量輸入やインドでの干ばつ被害を背景に、需給逼迫感が強まっている。

 FAO食料指数は、この11月には168(ポイント)となり、2008年9月以降最高となった。しかし、08年6月のピークに比べればまだ21%低いという。FAOの12月の世界食料需給見通しでは、2007†08年の食料価格危機の引き金となったときの市場状況とは異なっているという。

 現在の世界の穀物在庫は、2007-08年の食料価格危機よりは安定した水準にある。例えば、主要輸出国における小麦の在庫率は、今期12%から20%に増加した。油料種子市場では、南アメリカでの高収穫が見込まれるため、今期後半には油かすの価格の低下があるかもしれないが、油脂市場は堅調と見込まれる。砂糖は堅調とみられるが、現在の高値に比べると低い水準で推移すると見られる。

 FAO食肉価格指数によれば、世界の食肉価格は昨年同期に比べて09年最初の10カ月では平均で8%低かった。世界的に輸入が減少しているため、09年はすべての食肉部門で世界貿易は落ち込むと見込まれるが、10年には若干の回復が見込まれる。乳製品価格は再度上昇基調にあり、貿易粉ミルクが最も価格上昇の高い製品で、09年2月に最安値に達して以来、80%上昇している。今後の価格は欧州連合が国際市場にバターとスキムミルクの多くの在庫を放出するかどうかにかかっているという。(09年12月9日、FAO日本事務所発表から)

12/15/2009


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