スイスの経済研究機関「世界経済フォーラム(WEF)」は27日、世界各国の政治、社会、経済面での男女格差を総合的に評価した「男女格差(ジェンダーギャップ)指数」2009年版を発表した。09年版の同指数は(1)経済への参画・機会、(2)教育機会、(3)健康や寿命、(4)政治への関与・権限、という4大分野(各分野にはさらに細分化された調査項目がある)について、134カ国・地域の男女格差を分析している。
09年の男女格差指数トップ(最も男女平等)はアイスランド。以下、2位フィンランド、3位ノルウェー、4位スウェーデン、5位ニュージーランド、6位南アフリカ、7位デンマーク、8位アイルランド、9位フィリピン、10位レソトと続く。最下位の134位はイエメン、133位チャド、132位パキスタン、131位ベニン、130位サウジ・アラビアとなっている。ちなみに、英国は15位、米国は31位、ロシアは51位。
日本は前年の98位から75位へと大きく順位を伸ばしたが、政治への関与・権限度や高等教育進学率における男女間格差の大きさが響き、総合順位は先進7カ国中で最下位であった。
アジアでは、最高の9位フィリピンに続いて、16位にスリランカがランクされている。そのほか、モンゴル22位、タイ59位、中国60位、ベトナム71位、日本75位、シンガポール85位、インドネシア93位、バングラデシュ94位、モルディブ100位、マレーシア101位、カンボジア104位、ネパール110位、インド114位、韓国115位、パキスタン132位など。
インドの男女平等度は上記の通り、世界で114位と低い評価である。インドの男女平等度の項目別動向は、教育機会では121位、健康・寿命で134位、経済への参画・機会で127位とほぼ最低水準の評価である。
唯一、政治への関与・権限が24位と比較的良好な水準にランクされているが、3つの小項目のうち、「過去50年の女性トップ(大統領や首相)就任期間比率」が16年間について4位となっていることが寄与しているためである。その他の小項目である「女性国会議員比率」は11%で100位、「女性閣僚比率」は10%で93位と低いランクとなっている。
なお、南アジア諸国では、スリランカの男女平等度が16位と高い評価を受けているが、その他はほとんどが三ケタ台と低い評価である。特にパキスタンはワースト3の一角に位置している。(09年10月27日の世界経済フォーラム発表から)
10/29/2009
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