日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

09/15/2009 06:13 PM

 財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)CDMプロジェクト・データベース(2009年9月1日更新分)によると、国連クリーン開発メカニズム(CDM )理事会に登録されているクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト数は09年8月末で1,792件に達した。CDMとは京都メカニズムの手法の1つで、先進国あるいは市場経済移行国が、途上国で温室効果ガス削減事業を実施し、それにより生じた削減分(排出権)を先進国あるいは市場経済移行国が自国の目標達成に利用できる制度である。

 09年8月末時点での国連登録CDMプロジェクト実施国内訳は、1位中国624件、2位インド450件、3位ブラジル162件、4位メキシコ117件、5位マレーシア60件、6位フィリピン39件、7位チリ35件、8位韓国31件、9位インドネシア28件、10位タイの21件となっている。

 インドのシェアは25%、トップの中国(35%)との2カ国だけで全体の60%を占めている。なお、インド登録件数は、08年末の384件から66件、率にして17%増加した。また、国連認証クレジット発行件数は199件に達し、中国の132件に大差をつけて首位となっている。

 なお、インドは農業だけでなく、重工業などエネルギー集約産業も発達しており、温室効果ガス削減の潜在性はアジアの中でも高いとされる。当初、国連に登録された案件としてはバイオマス、バイオガス、風力などのプロジェクトが主なものであったが、セメント、鉄鋼業などの省エネ関連やエネルギー代替、交通部門など案件の種類は多岐にわたるようになっている。

 インドのCDM の特徴としては、先進国側からの関与(資金・技術移転等)が行われず、インド側が単独でCDM 事業を行うユニラテラルCDM の案件が多数進められている点が挙げられる。国内の事業者だけで取引費用等も負担しながら案件を実施するため、ユニラテラルCDM の案件からのクレジットは高値での取引となる傾向にある。(財団法人地球環境戦略研究機関ウェブサイトから)

09/15/2009


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