日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

08/10/2009 07:47 AM

 日本政策金融公庫の国際部門である国際協力銀行(JBIC)は7日、2009年度第1四半期(4-6月)業務概況について発表した。それによると、同期間のJBIC出融資・保証承諾は40件、5,220億円となった。また、実行額は5,156億円、回収額は3,047億円であり、結果として同期末の残高は出融資が7兆3,870億円、保証が1兆6,405億円、計9兆275億円となった。

 業務の特色としては、以下などが挙げられている。

1.世界的な金融危機に対する取り組み
(1)日本企業の貿易・投資活動支援(海外事業支援緊急業務)
 国際金融秩序の混乱に対処し、日本企業の国際競争力を維持する目的で、08年12月末に政府によりJBIC業務の特例として設けられた3つの業務につき、09年度第1四半期には開発途上国向け8件、147億円、先進国向け12件、2,205億円、合計20件、2,352億円を融資・保証承諾した

(2)「経済危機対策」に基づく本邦金融機関向けツー・ステップ・ローン
 特に中堅・中小企業や中規模企業(準大手)の海外現地法人へのきめ細かな米ドル資金供給のため、本邦金融機関経由のツー・ステップ・ローンにつき、公募を行った上で対象金融機関を決定した(総額30億ドル規模)。

(3)途上国の貿易金融支援
 韓国産業銀行やインドネシア輸出銀行との間で貿易金融支援の早期実現に向け協議する旨を合意し、アジア開発銀行や国際金融公社との間で貿易金融面の協力強化に合意するなど、金融危機の影響を受けた貿易取引を円滑化するため、アジアを中心とした途上国の金融機関に対する貿易金融支援を推進した

(4)サムライ債発行支援
 インドネシア政府向け金融支援として最大15億米ドル相当円のサムライ債保証等に関する契約を締結し、フィリピン政府との間でも最大10億米ドル相当円のサムライ債保証の実現に向け協議する旨で合意するなど、昨今の市場の混乱により資金調達が一時的に困難となっているアジア諸国に対し、「サムライ債発行支援ファシリティ」を活用してマーケットアクセスの回復に向けた支援を進めた。

2.重要資源の海外における開発・取得支援への取り組み
 チリ・エスペランサ銅鉱山開発事業向け融資等、日本へのエネルギー・資源の安定確保に資する案件を支援し、451億円を融資承諾した。また、日本の資源安定確保・資源保有国との関係強化のため、バーレーン政府との間で業務協力協定を締結した。

3.日本の産業の国際競争力の維持及び向上への取り組み
 インド、ベトナムでの自動車部品等製造・販売事業や、インドネシア、タイ、スロバキア等での化学製品製造・販売事業など、日本企業が実施する海外投資事業に対して支援を行った。加えて、マレーシアの地場金融機関であるメイバンク及びRHB銀行を介したツー・ステップ・ローン供与により、日系企業及びその取引先である地場企業の現地における資金調達円滑化に努めた。
 また、中国輸出入銀行との間では、日中企業の第三国向け共同輸出案件における協力強化に合意し、新たな日中ビジネス連携の機会拡大を図っている。(09年8月7日のJBICプレスリリースから)

08/07/2009


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