日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

08/03/2009 07:56 AM

 日本格付け研究所(JCR)は29日、インド・ソブリン四半期レビューを発表した。

 国際金融経済危機が世界に拡大する中、RBI(インド準備銀行=中央銀行)による迅速な金融緩和策の実施と政府による景気対策の効果もあって08 年度第4 四半期(09 年1 月から3 月)に前期と同じ5.8%成長(前年比)を記録し、経済の底堅さを示す結果となった。通年では、08 年度の成長率は前年度の9.0%から6.7%に減速したが、減速幅は比較的軽微に留まっている。09 年度も経済は引き続き底堅く推移すると予測されるが、輸出減少による製造業部門の低迷と天候不順による農業生産への影響を考慮すると、経済成長率は5%台で推移する可能性が高いと考えられるとしている。

 予算や財政に関しては、新政権発足後の7 月6 日、政府は09 年度予算案を発表。補助金支出の増加や景気刺激のための財政支出の拡大などにより07 年度の2.7%から08 年度の6.0%に拡大した財政赤字のGDP 比率は、09 年度はさらに6.8%に上昇する計画となった。インド経済の今後の動向とその政府財政ポジションへの影響に注意が必要となっている。

 JCRはインド外貨建債務、ルピー建て債務ともに、トリプルBプラス(BBB+)の格付けとしている。格付け見通し(アウトルック)は安定的(当面格付け変更の可能性が小さい)となっている。 (09年7月29日の日本格付研究所発表から)

07/31/2009


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