日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

06/26/2009 07:22 AM

 25日付の現地紙各紙(1面)によると、政府は24日、今年のモンスーン(雨季)の降雨量は、例年平均を下回ることが確実になったと発表した。少雨による農作物の不作が予想され、世界同時不況に影響を受けたインド経済の回復に水を差すことが懸念される。少雨による不作は、食糧品価格の高騰、農村地方の消費需要減退という悪影響をインド経済に及ぼす。農村の消費需要は経済回復の切り札と見られていたので、影響は大きい。

 政府にとっても、2億5千万人の貧困層に安価なコメと小麦を配布するスキームに影響し、財政出動が増大することが懸念される。

 今年の6-9月モンスーンの降雨量は、通年の平均89cmの93%に過ぎないと予測されている。例年より4%以上下がる場合は"正常以下"とされる。

 インド気象局の予報によると、より心配なのは、農耕地帯として知られているパンジャブ、ハリヤナ、ウッタルプラデシュの各州を含むインド北西部の降雨量が例年平均の81%にしかならないことだ。

 モンスーン到来が遅れて少雨になることは、間違いなく食糧価格を押し上げる。財務省の前チーフ・エコノミストのシャンカル・アルチャルヤ氏は、「どのくらい影響があるかは、モンスーン到来の遅れの長さと、どの程度の量の雨が降るかによる。しかし、我々には十分な食糧備蓄があり、きちんと管理されていれば、心配は減る」と述べている。

 モンスーンのニュースは、ナショナル商品&デリバティブ取引所の大豆、小麦、チャナ豆、ターメリック、コショウなどの先物取引価格を押し上げている。

 デリーでは、連日45度を超す猛暑が続き、絶え間ない停電のせいで、多少の不便には慣れっこのデリー市民も、忍耐するのが難しくなっているようだ。上水道の供給も十分でなく、市内の各地で給水車の到着を待つ人たちの数が増えている。水を巡っての小競り合いも多発しており、警官隊が警戒にあたっているという。

06/25/2009


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