日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

05/04/2009 12:23 AM

 ジェトロは3月26日、インドの物流情報・実態について総合的にまとめた「インド物流ネットワーク・マップ」を発刊した。本書は、日系企業の関心が高い7ルート(主要都市間)についてdoor to doorのリードタイムやコストを調査し、その結果と同国における将来の物流計画に関する情報を提供し、さらにはインドからASEAN、中東のアクセス等においても情報を網羅した。

 付属のCD-ROMに、日系企業のインド物流戦略構築(最適地生産・最適地調達等の経営判断等)の手助けとなるべく、道路ネットワーク、港湾や空港、インフラ整備状況といったインド物流の基礎データについて豊富な情報を収録しており、インドの物流の実態や将来性についての貴重な報告書となっている。

 すでにジェトロは「ASEAN物流ネットワーク・マップ」を発刊しているが、その作成過程において、日本の企業からインド物流に関する情報提供についても強く求められていた。本書はそのようなニーズに応えるべく作成されたものであり、これまで相対的に不足していたインド物流に関する情報を提供することで、日系企業のインド域内、さらには東アジアでの効率的なサプライチェーン構築に貢献することを目的としている。

 本書は、これからインドビジネスを始める日系企業にとっては、インドビジネス最大の課題とされる物流インフラの未整備に対し、ビジネスモデルを示すとともに、「シナリオ分析」や計量的シミュレーションを交えたインド経済・物流状況の将来展望を理解することができる。

 また、インド進出済みの日系企業にとっては、実走調査から得た具体的な国内物流データ分析とともに、インドから中東・アフリカなど「西方への道」とアセアンに向けた物流の今後、およびDMIC構想(インド版太平洋ベルト構想)、ICEA(東アジア版太平洋ベルト構想)、南部インド産業回廊構想などを見据えた物流戦略展開と東アジアのEPA/FTAネットワーク活用を実行する際の、物流参照資料とすることでインドビジネス戦略の改善に役立てることができる。

 さらに、CD‐ROMの視覚データを交え、「物流」を通じてインド経済の概観、特にインドの現状と課題を俯瞰することができるため、インド経済入門書としても好適である。

05/01/2009


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