日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

04/28/2009 07:09 PM

 日本格付け研究所(JCR)は27日、インド・ソブリン四半期レビューを発表した。

 JCRは今回の四半期レビューで、経済に関しては、「2009年1月まで指定商業銀行の与信残高が緩やかに鈍化しつつも二桁成長を維持していることから、銀行流動性問題は最悪期を脱したと見られるが、輸出や鉱工業生産指数の低迷など実体経済の悪化は当面、続く見通し。

 このため、08年度の実質GDP 成長率は前年度の9.0%から6.0%に減速が予測される。09年度については、金融緩和やインフレ圧力後退の効果から下期から経済は緩やかな回復に向かうとみられるが、通年での同成長率は5%程度に留まると予測される。なお、景気対策としての財政政策の出動により中央政府財政ポジションが悪化に転じており、今後の動向に注意が必要となっている」と総括している。

 政治面に関しては、「下院選挙の投票が4月16日から開始された。投票は同日から5月13日まで、計5回に分けてインド各地で行われる。連立政権時代に入っているインドでは地方政党との選挙協力が選挙の勝敗を左右する重要要素となっているが、与党国民会議派、最大野党インド人民党(BJP)ともに地方政党との選挙協力は不発に終わった模様。選挙の結果は予断を許さない状況となっている」と述べている。

 なお、JCRはインド外貨建債務、ルピー建て債務ともにトリプルBプラス(BBB+)の格付けを与えている。格付け見通し(アウトルック)は安定的(当面格付け変更の可能性が小さい)となっている。

04/28/2009


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