日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

02/18/2009 01:23 AM

 世界銀行グループは12日、世界的経済危機が、途上国の貧困を一層深刻化させると発表した。

 世界に広がる経済危機は、途上国で新たに5,300万人もの人々を貧困に陥れており、子供の死亡率急上昇など、国際社会で合意された貧困削減目標の達成に深刻な脅威となっている。2009年の新たな見通しでは、経済成長率の低下により、危機以前の推定を4600万人上回る人々が1日1.25ドル未満の生活に陥るとしている。さらに5300万人が1日2ドル未満の貧困状態へ陥ったままとなるだろう。これは、食糧・燃料価格の急騰で2008年に貧困に陥った1億3千万-1億5500万人に加えての数字だという。

 世界銀行は、107の途上国の世界経済危機の影響に関して、「成長が鈍化」(50カ国)、「影響が特に深刻な国」(43カ国)、「貧困が深刻な国」(14カ国)と分類している。南アジア諸国では、スリランカが「成長が鈍化」に分類されている。インド、パキスタン、バングラデシュは、「影響が特に深刻な国」と分類されている。また、ネパールは「貧困が深刻な国」とされている。

 世界銀行は、危機にさらされた国々では弱い立場の人々のために雇用創出、必要最低限のサービスおよびインフラの提供、セーフティネット・プログラムなどに資金を供給することが極めて重要だ。ただし、こうした国々の4分の3は、経済低迷の影響を緩和するプログラムのための資金を、国内や海外で調達することができない。残りの4分の1の国々も、弱者を守るための支出拡大に必要な組織的能力が欠如している。こうした国々を対象に、無償や低金利、あるいは無利子の融資の形で支援が必要だと訴えている。

02/17/2009(09年2月12日の世界銀行東京事務所発表などから)


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