日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

11/25/2008 03:41 PM

 インフレ率が1桁に落ち着いたことを受け、P.チダンバラム財務相は24日、金利の更なる引き下げを示唆し、またインド経済の競争力を高めるため改革見直しを行う必要性を訴えた。

 ニューデリーで行われた経済誌編集者会議でチダンバラム財務相は、インド経済は今年度も世界で2番目に高い7%から8%の成長率を維持するだろうと語り、インドは難しい局面にさしかかってはいるものの、経済が景気後退に陥りつつあるなどとは表現しないようにと、経済アナリストたちに釘を刺した。

「インフレ率が引き続き低下すれば、政策金利もそれに合わせて調整されるだろう。そして、経済成長に良好な気分が醸成されるだろう。現在、インド準備銀行(RBI)の政策は、成長刺激策の方向で動いている」と財務相は語った。

 金利に関する質問に答えて財務相は、多くの国営銀行がすでに住宅ローン金利を0.75%引き下げたことを指摘したが、民間銀行がそれに追随する動きを見せない理由を更に問われると、「民間銀行にあれこれと意見はできない」と答えた。

 インフレ率は8.90%まで下がり、RBIの金融緩和への圧力は一段落した。同銀行はすでに、政策金利の一部、レポ金利(短期貸出金利)を9%から7.5%に1段階引き下げている。

 世界的な金融危機は、インドの株式市場および外国為替市場には直接的に、通貨市場、公債市場、信用市場には間接的に、それぞれ影響を与えた。しかし国内需要が勢いを失わなかったことや金融資産投資が主に国内を対象としたものであったことにより、マクロ経済への波及は最小限に抑えられたと同相は語った。

 また同相は、この経済危機にも小さな希望が見いだせると語り、「われわれはこの機会を逃さずに、改革のあり方を再検討するべきだ。経済、特に金融部門には、必要な時に必要な対策を打ち出し、インド経済の競争力をより高める必要がある」と述べた。

 11/24/2008 17:42 (ニューデリー発)PTI


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