日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

11/25/2008 02:50 PM

 インドのブリキ板産業は、金属の価格高騰とルピー安など厳しい条件の中活動してきたが、最近導入された輸入税5%が大きな打撃となっている。

 300億ルピー(約585億円)規模の同産業は1,000以上の企業が構成しており、中小企業が多い。ブリキ板は飲料食品の包装に利用される。

 金属容器製造協会の副会長、サンジェイ・バティア氏によれば、昨年度予算ではブリキ板の輸入税が撤廃されたが、その後ルピーの対ドル価値が20%下落し、 ブリキ板の国際価格も50%上昇。すでに利益幅が薄いところへ今回の輸入税が加わり、産業は成長が見込めない状況となっている。

 バティア氏によれば、輸入税の導入は国内鋼鉄産業を価格が安いタイや中国の製品から守ることを目的としたもの。ただし、タイや中国が輸出するブリキ板量はごくわずか。

 ブリキ板産業が税金によるコスト増を値上げで対応した場合、市場の反発から売り上げが落ちる可能性もある。プラスチック、ガラス、紙などから容器を製造する企業との競争が激しく、これらはここ数カ月で投入コストが低下していることから有利となっている。

 インドのブリキ板産業では毎年約40万トンのブリキを消費。そのうちの約半分を国内唯一の製造者であるタタ・ティンプレートが生産しており、残りは輸入されている。

11/21/2008 16:16(ムンバイ発)PTI


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