日本語で読めるインドニュース 『インド新聞』

09/01/2008 10:17 AM

 中国による軍事拡大を懸念する日本と韓国は、インドとの防衛上の協力体制強化に向け、特に海軍での合同演習の実施に積極的な姿勢を示している。

 インド海軍参謀総長のスレーシュ・メタ大将は、先ごろ日本と韓国を公式訪問した際、両国の防衛および海軍幹部とそれぞれ会談し、合同演習の実施を通して防衛協力体制を緊密化する可能性について協議したという。

 インド防衛関係の情報筋は取材に対し、「人民解放軍・海軍の軍備強化に向けた中国の動きは、日本、韓国両国にとって共通の懸念事項だ。両国は合同演習の可能性を図っており、特に海軍の軍事協力を密にすべく話し合いを行っている」とした。

 一方インドは、国営・民営を含む自国の造船所と日本・韓国の海軍造船所との間で協力体制を築く可能性を探っているという。

 インド政府は加えて、メタ大将の滞在中に、防衛研究開発部門における協力体制の重要性を両国に対して訴えたとされる。

 同情報筋ではこれについて、「インド側は日本、韓国に対し、両国の防衛研究開発部門とインドの国防研究開発機構(DRDO)が協力して研究に当たり、相乗効果を狙うべきだと提案した。日本と韓国の防衛研究は、特に金属などの重要な分野でインドよりもはるかに進んでいる。協力体制が実現すれば、インドにとって大きな利益となるだろう」としている。

 日本と韓国は世界でも有数の造船設備を誇っており、インド側は両国の造船所との協力体制を築くとともに、戦艦および商業船の設計・造船を合同で行う方針を提案している。

 メタ大将は日本滞在中、石破茂防衛大臣および増田好平防衛事務次官らと会談し、2008年に入ってから初めてとなる幹部間で協議を行った。

 また、日本海上自衛隊の艦艇「かしま」「あさぎり」「うみぎり」はアフガニスタン沿岸でのパトロール後、帰国途中にインド近海に立ち寄り、メタ大将訪日後の23日にはムンバイ沿岸沖のアラビア海でインド海軍のデリー級駆逐艦およびコルベット艦と合同演習を行った。

08/29/2008 19:52 (ニューデリー発)

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