世界市場の主役が先進国から新興国へ転換する中、「インドは利益を最大限に享受するために、産業、貿易、インフラ、企業の改革を実行するべき」と専門家が指摘している。
米アトランタのゴイズエタ・ビジネススクールでマーケティングの教鞭をとるジャグディッシュ・シェス(Jagdish
Sheth)教授は、インドのシンクタンクが企画したイベントで「構造の転換:新しい地理経済の実態」と題した講演を行い、「20世紀は先進国の政府が先導
したが、21世紀は新興国市場が牽引者となる。インドがこの転換の利益を最大に得るためには構造改革が必要」と指摘した。
同教授は産業政策について「イデオロギーの自由化や品質、技術革新、生産性向上へのインセンティブ導入とともに、公共部門(PSU)の民営化に力を入れるべきだ」と述べる。
また、世界市場で競争力を高めるためのインド再構築について言及し、「バランスの取れた相互貿易を促進し、国内投資を増加するための貿易改革および主要貿易相手国通貨へルピーを固定すること」を提言した。
さらに、「運搬、物流システムの改善の必要性」を強調するとともに、「新しい港、空港、鉄道駅、経済特区の建設、官民連携やコンピューター化」を推奨。「国内産業の連携の促進、組織化が進まない部門の抑制、企業改革方針に沿った公共部門の国際化も必要」と指摘した。
同教授は、「インドの産業界は、世界的な視野を養い、世界での企業買収を通した規模拡大、人的資源の活用、設計、研究開発への投資、グローバルな供給システムの構築により、世界市場で競争力を持つことが出来る」とも述べている。
07/21/2008 5:51:28 PM
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